太田材木不動産

リノベーション事例

土間で遊ぶ

     

「長くいても全然疲れないね」

施主さんと私たちの出会いは柏崎市東原町にある常設展示場を創作活動で利用されたことがきっかけでした。越後長次郎杉の空間は「長くいても全然疲れない」と、それまで体験した展示場と違い「疲れを感じなかった」そうです。その後も常設展示場での創作活動を経て「家づくりをここでやろう。ここに頼もう」。施 主さんはご自宅の建て替えを思案中で、ビルダーを探していたのでした。

施主さんが利用した東原町の常設展示場。人が触れる床やテーブルなどに越後長次郎杉を使用。計算された空気循環と木質の仕上げ材で、冬は暖かく、夏は涼しく過ごすことができます。ご利用希望の方や詳しく知りたい方は太田材木店(TEL.0257-24-1511)までお問い合わせください。

旦那さんが建てた家を活かせたら

「ここでやろう!」宣言から数日後、プランニングがスタート。当初はそれまでの住まいを解体、更地にする予定でした。話が進む中で亡くなった旦那さんが建てた家を活かせたら、との希望が。耐震診断を行い「十分この基礎ならいける」と、これまでの住まいを活かすことになったのです。「些細なことだけど…」の希望や願いが、プロながらの工夫や視点を替えることで実現できることが多くあります。

こちらは建替え前の施主宅。耐震診断を行い、基礎・柱を活かせることに。

寒くない家に

耐震診断により、建て替えは「基礎、1階柱、2階床を活かす方向でプランニングする」ことに決定。5~6プランから「風の取り込みや窓から見える風景なども含め、機能性や動線がしっくりきた」今まで住んでいた間取りに近いプランになりました。
ここからさらにプランを詰めていく工程に。「寒くない家に住みたい」が一番のこだわりの施主さんに、再び展示場で家中暖かを体感してもらい進めていくことになりました。

「玄関入ってすぐ土間がいい。作業スペースや水回りもあるのが欲しい」
施主さんの篭編みの創作空間として、暮らしの入口である玄関に土間を配置しました。
並行して見積もりを進め予算も決定、仮住居へ引っ越し、そして着工へと進みます。

5~6プラン提案し、最終的には今までの間取りに近いプランに決まりました。

解体していく中で姿を現してきた立派な梁。

綺麗に削り新しい姿に生まれ変わらせます。

耐震診断もしているので基礎はこのまま使用。通気性も良く、シロアリも心配なさそうです。

骨組みだけに!

トレーサビリティの印字で越後長次郎杉の記憶と記録を宿す家に。

毎日がワクワク

解体・建前からスタートして竣工まで約4ヶ月半。そのなかで電気工事スタッフが施主さんのかつての教え子だったことが判明。後にそのスタッフが探したスイッチを取り付けるなど、人の縁が家づくりをさらに楽しいものにしていきました。
施工中、「ほぼ毎日」現場に足を運んでくれた施主さんと近所のお仲間たち。おかげで着工中に発生した小さな問題も、直に該当場所を見ながら「ここはこうしよう」などとスムーズにやり取りが進みました。そして竣工。完成見学会には近所の人や教員仲間・教え子も含め100人以上の来場者で賑わいました。

ほぼ毎日足を運んでくれた施主さん。家ができあがるまでを毎日見守ってくださいました。

ご希望の土間に作業スペース。冬場にここで作業をしていても寒くないのです。

リビングの漆喰は施主さんファミリーも参加。大切な思い出の壁になりました。

システムキッチンではなく業務用をセミオーダーをご希望。使いやすいようにアレンジしながら。

「台所と居間の間の引き戸、好きなデザインに」そのこだわりを一緒に楽しんだ引き戸です。

「寒くない家に住みたい」という願いは適切な通気と越後長次郎杉の温もりで叶いました。

以前の家の梁が素敵なアクセントに。旦那さんの想いも新しい家にしっくりきました。

施主さんと担当者。建て替えが住んだ今、なんだか親戚のような空気。
「この前言ってた苗できたから持っていくかね?」「ありがとうございます!」なんて会話も。

ページの先頭へ戻る